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城東校TOPICS 2025.11.08

偏差値33.7から関大一中合格!ゆうきさん(仮名)の物語

偏差値33.7から関大一中合格!ゆうきさん(仮名)の物語

今日は、私が35年間で10,000人以上を指導してきた中でも、特に印象に残っている生徒の話をさせてください。

ゆうきさんという女の子の話です。

彼女の物語は、「勉強が大っ嫌いだった子が、どう変わっていくのか」を示す、まさに奇跡のような話なんです。


「どうせやっても上がらへん!」泣きながら机に突っ伏す日々

ゆうきさんは、小学6年の春にアンビシャスに来ました。

明るくて友達思いの、本当にいい子なんです。

でも、「勉強」だけは本当に大っ嫌いでした。

特に国語。

これがもう、彼女にとっては”敵”だったんですよね。

文章を読むのが遅くて、設問の意味も分からない。

偏差値は33.7。

テストのたびに「また国語が足を引っぱった…」と泣きそうになっていました。

一方で、算数は少し得意だったんです。

でも、宿題が多くなると「やだ、もう無理!」と泣きながら机に突っ伏す。

お母さんが「頑張ろうよ」と声をかけても、

「どうせやっても上がらへん!」

と、感情を爆発させてしまうこともありました。


「もう行きたくない!」塾を休んでしまった日

最初は個別指導からスタートしたんです。

でも、どうしてもモチベーションが続かなかったんですよね。

ある日、ゆうきさんは泣きながら言いました。

「もう行きたくない!」

そして、塾を休んでしまったんです。

お母さんから電話があって、私は彼女と話をすることにしました。

「このままでは関大一中は難しい…」

焦りながらも、どこかであきらめかけていたお母さん。

でも、私は言いました。

「無理に1人で頑張らなくていい。仲間と一緒なら、もっと楽しくなるよ。」


少人数クラスとの出会い

ゆうきさんは、思い切ってアンビシャスの少人数クラス授業に移ることにしました。

そこは、関関同立系など中堅校専門のクラス。

難しすぎず、ついていけるレベルの内容で、私も一人ひとりをしっかり見られる環境です。

そして、何より。

同じ志望校を目指す仲間たちがいたんです。

最初は緊張していたゆうきさんも、気づけば自然と笑顔に。

「同じように頑張ってる子がいる」

それが、彼女の支えになったんですよね。


ダイナマイト合宿での転機

そして、ゴールデンウィーク。

アンビシャス恒例のダイナマイト合宿に初参加しました。

朝から夜まで、勉強漬けの3日間。

最初は「無理や…」と不安でいっぱいだったゆうきさん。

でも、同じクラスの友達と励まし合いながら乗り越えたんです。

夜、疲れ切った顔でノートを閉じた瞬間。

私は彼女に言いました。

「今日の君、すごく良かったよ。最後まで諦めなかったね。」

その言葉に、彼女の目から涙がこぼれました。

「私、できるかもしれない。」

それが、ゆうきさんにとっての転機だったんです。


第2回 五ツ木駸々堂模試での大躍進

合宿の後に迎えた第2回 五ツ木駸々堂模試。

努力の結果が、はっきり数字に現れました。

算数: 40.6 → 52.3 へ大幅アップ!

そして、何より驚いたのが国語です。

国語: 33.7 → 47.5!

13.8ポイントもアップしたんです!

ゆうきさんは思わずガッツポーズ。

「やればできるんや!」

あの涙の日々が、少し報われた瞬間でした。

私も、正直嬉しかったですね。

「この子、本当に変わったな」って。


勉強への向き合い方が変わった

この頃から、ゆうきさんは勉強への向き合い方が変わっていきました。

授業では発言も増えて、間違えても「じゃあ次こそ!」と前向きに挑戦するように。

私と一緒に、

  • 文章の構造をとらえる「読み方の型」
  • 記述をミスなく書く「設問の解き方」

これを一つずつ練習していったんです。

そして、友達の影響で読書にもハマりました。

気づけば放課後は図書室で過ごすように。

「本って、思ってたより面白いね!」

と笑う姿がありました。

かつて国語が”敵”だった彼女が、本を読むのが好きになったんです。

これは本当に大きな変化でした。


入試本番「国語、たぶん満点だったと思う!」

ついに迎えた入試当日。

最初の科目は——あの苦手だった国語

私は試験前に言いました。

「国語でうまくいけば、その日一日が変わる。」

ゆうきさんは深呼吸をして、問題文を開きました。

落ち着いて読み、焦らず書き抜く。

手が止まらず、時間内にすべて解き終えたそうです。

試験後、教室の外に出てきたゆうきさんは笑顔で言いました。

「国語、たぶん満点だったと思う!」

その言葉を聞いた時、私は「やった!」と心の中で叫びました。

かつて、国語の宿題で泣いていた少女が、今は国語で最高のスタートを切っていたんです。


関大一中 合格!「勉強が楽しい」と笑う日

結果は、関大一中 合格

ゆうきさん本人が言いました。

「最初の国語がすごくできたから、落ち着いて全部の科目に集中できた」

お母さんは涙ぐみながら、こう言ってくれました。

「塾に行きたくなくて泣いてたあの子が、今は”勉強が楽しい”って言ってるんです」

私も、35年間で10,000人以上を指導してきましたが、この瞬間は何度経験しても嬉しいですね。

今では、ゆうきさんは読書が大好き。

新しい本を抱えて、ページをめくるのが日課になっています。


なぜゆうきさんは変われたのか?

ゆうきさんの物語から、3つの重要なポイントが見えてきます。

ポイント1:環境を変えた

個別指導から少人数クラスへ。

仲間と一緒なら頑張れる。

これが彼女にとって大きかったんです。

一人で頑張るのは孤独です。

でも、同じ目標を持つ仲間がいれば、励まし合いながら乗り越えられる。


ポイント2:転機を作った

ダイナマイト合宿という試練

そこで「私、できるかもしれない」と思えた。

この経験が、彼女の自信になったんですよね。

子どもは、一つのきっかけで大きく変わります。

それが合宿だったり、模試の結果だったり、先生の一言だったり。

大事なのは、その瞬間を作ってあげることです。


ポイント3:小さな成功を積み重ねた

偏差値33.7 → 47.5。

まだ目標には届いていませんでしたが、この「上がった!」という経験が自信になりました。

そして、読書が好きになったこと。

これも小さな成功です。

「本って面白いね!」

この感覚が、国語力をさらに伸ばしていったんです。


あなたのお子さんも必ず変われる

ゆうきさんの物語は、特別なものじゃありません。

私が35年間で見てきた中で、何度も起こっている「普通の奇跡」なんです。

「どうせやっても上がらへん!」

そう泣いていた子が、

「国語、たぶん満点だったと思う!」

と笑顔で言えるようになる。

これは、あなたのお子さんにも起こり得ることです。


必要なのは、この3つ

  1. 環境を整える(仲間、先生、場所)
  2. 転機を作る(合宿、模試、小さな成功体験)
  3. 寄り添い続ける(諦めずに、信じ続ける)

この3つがあれば、子どもは必ず変わります。

ゆうきさんのお母さんも、何度も諦めそうになったと言っていました。

でも、信じ続けた。

その結果が、この合格なんです。


まとめ:偏差値33.7から関大一中合格への道

ゆうきさんの物語をまとめます。

スタート: 偏差値33.7、勉強大嫌い、泣きながら机に突っ伏す 転機1: 少人数クラスへ移動(仲間との出会い) 転機2: ダイナマイト合宿(「できるかもしれない」) 成果: 偏差値47.5へアップ(13.8ポイントUP) 変化: 読書が好きになる、勉強が楽しくなる ゴール: 関大一中 合格!「国語、たぶん満点だったと思う!」

あなたのお子さんも、必ず変われます。

同志社香里、関大一中への逆転合格も夢じゃありません。

もし今、お子さんが「勉強嫌い!」と言っていても、大丈夫。

ゆうきさんも同じでした。

でも、今は「勉強が楽しい」と笑っています。


京大卒/35年間で10,000人以上を合格に導いた 逆転合格指導プロ 斉藤